国民性

村社会の日本の習性か、一つの強い意見がでると一斉に全員が同じ方向の意見に流れることが多い。今回の人質事件についてもその傾向が強い。今盛んにいわれている「自己責任」についてもそうだ。確かに危険なところにいって誘拐されてしまい、解放のために政府を始めいろいろな人に迷惑をかけた。その責任は本人と家族が申し訳ないと謝罪し現在のイラクがどういう状況か説明することで終了であると思う。現在国会、政府でいわれている、「寝食を忘れて助けてやった。」「チャーター機の料金を請求する。」等の話にはかなりの違和感がある。もちろん自分から進んで危険なところにいくのはどうかとも思うし独善的であるとの批判もあるが、善意のボランティアとして行った自国民が誘拐をされたら、解決に全力を尽くすのが国家、政府の当然の義務であり、役目である。それを国会議員という権力者が「自己責任」だと声高にいってしまうのはどうなのだろうか。