写真展巡り5件

今日は一日写真展周り。いろいろな刺激を受け、自分の写真を考えて、今後が見えた一日だった。以下、写真展の感想をつらつらと。カッコ書きの数字は見た順序。ただし、本命のハービー山口さんの写真展を一番最初に書かせていただきました。


5)ハービー山口写真展「LONDON」@谷中

写真展「LONDON」ハービー・山口写真展
会期:2010年1月15日(Fri)〜2月13日(Sat)
会場:COUZT CAFE
住所:東京都台東区谷中2-1-11 TEL: 03-5815-4660


ハービーさんの気さくな空気とお店の空気がベストマッチ。居心地の良い店内で、ゆったりと。やはりハービーさんは写真自体も素晴らしいけれど、やはり人柄と生き方が好きだ。写真と話にそれがにじみ出る。


お店の人全員に声をかけて回ってお話してくれるのも素敵だ。英語もできるので外国人さんにもまんべんなく。それをきっかけにお店の人全員がお話し合う空気になりさらに和やかに。


また、通常の写真展ではありえない会場での写真撮影もOKなため、至る所でハービーさんを囲んで撮影会とポートフォリオレビューが。なぜ自分の作品を持ってきていないのか本当に後悔。次回是非観て下さいとお話して4時間も居たお店をあとにした。



写真一つ一つにストーリーがあり、その中の一つの地下鉄でロンドンの超有名パンクバンドのメンバーに言われたという言葉の話がガツンと心に響く…。


ハービーさんはロンドン時代、地下鉄で偶然居合わせたパンクバンドスターに、恐る恐る「ダメもとで撮らせていただけませんか?」と声を掛けた時に、「撮りたい物は全部撮れ!それがロックだ!」と言われたという。その言葉で「よしやってやろう!」と思ったとのこと。


自分も時代を超えてその話を聞いて、改めて「何でも全部撮ってやる!」と改めて深く思う。


やはり直接お話出来るからこその今日のひととき。やはりなんにでも前のめりで飛び込んで行かなくては、何も始まらない…。



1)MASH management Photographers Collection2010@渋谷
http://mashtokyo.exblog.jp/12748112
プロのファッションフォトグラファーの写真に圧倒。
やはりライティングなども含めた作り込みと、見せ方へのこだわりが素晴らしい。

写真は撮るとき、現像するとき、プリントするとき、展示するとき、それぞれに「創られる」。どの行程も手を抜いてしまえば、写真は死んでしまうと思う。


2)ライカつれてこ展@渋谷ルデコ
Japan Leica Club Photo Exhibition Season 2 「ライカつれてこ」
イカで撮影された写真を中心とした写真展。ツイッターでお知り合いになった方達の写真を鑑賞。やはりり長く写真に取り組んでいる方の写真はクオリティが高い。見せることにこだわった展示をされているかたもいて、勉強させていただきました。


見ていてやっぱり、人が好きなんだなと。スナップしかりポートレートしかり、人が写っている写真が自分は好き。自分も展示会に向けて作品を撮りためて行こうと思う。


3)KNAP@渋谷ルデコ
KNAP(駒澤大学写真美術部) 写真展
「Where to go?」


うーん。残念な感じ。写真的には良いものもあるんだろうけど、雑な展示、プリント、運営で帳消し。上でも書いたけれど、撮影だけじゃなく見せ方もキチンとしていたらなぁと。海を甘いピントで切り取った写真とか、鏡のような反射する用紙に印刷したポートレートとかは好きだったけどなぁ。



4)林雅之 写真展 「the secret life of mannequins」
同じくルデコでやっていた、マネキンを10年に渡って撮影したというマネキンだけの写真を大伸ばしにした写真展。生命の無い無機物であるマネキンに向きあって、何か物哀しさを感じる写真が多数。凄い迫力。なるほどこういう向き合い方もあるのかと勉強になった展示だった。



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