モノクロプリントワークショップ@渋谷
さて、先々週の話ではありますが、ゼラチンシルバーセッションの銀塩普及活動の一環である「モノクロプリントワークショップ」に参加してきました。
プリントのほぼすべてが、フィルムスキャンしてのインクジェット印刷の自分としては、楽しみなフルアナログのプリントのワークショップ。
講師は写真家の広川泰士さん。サポートにプリンターの大場さんという豪華な布陣で素晴らしい。
渋谷でのワークショップ会場は、日本写真芸術専門学校。教室に入ってみると、皆20歳前後の若い参加者。半数以上が女性で、みな写真専門生らしく、銀塩プリント経験が豊富との話をしていました。
フジフイルム協賛ということで、薬液、印画紙はすべて無料とのことで、テスト露光もそこそこに、みなさんかなり贅沢にプリント開始。その後は、一枚焼く度に広川さんと大場さんにアドバイスをもらい細部を詰めていくことを繰り返します。
最初は黒潰れ、白飛びが酷い状態のストレートプリントが、アドバイスを参考に焼き込み、覆い焼きをすることで、どんどんディティールが浮かびだし、情報量の豊富なプリントになっていくのが本当に楽しい。
最後の講評時に他の参加者のプリントを見る時間があったのですが、最初のプリントから指導後のプリントへと明らかな向上が見られて素晴らしい出来となっていました。
ただ、残念ながら多くの参加者がアドバイス、現状のプリント設定をメモしておらず、聞かれても覚えてすらいない人が多かったことです。
せっかくワークショップに参加しても、「言われたとおりにやったら良くできた」では、今後自分だけでプリントするときに全く再現できないし、講師にも失礼だと思うのだですが、最近の若者にそういう意識はないのでしょうか?と思ってしまう自分に気が付いたワークショップでもありました(^^;
せっかくのワークショップだし、人数制限もあったのだから…。と少し残念に思いながらも、広川さんの細かなアドバイスと、大場さんの焼き込み、覆い焼きのテクニックを間近でみられたことなどとても得るものが多いワークショップでした。
次回は、作品としての写真そのものの事が、学べるワークショップへ参加してみたいと思います。
正直、RCペーパーに限れば、インクジェットプリントよりも手軽で、「プリントすること自体」も楽しい作業とあります。みなさんも是非銀塩プリントしまくりましょう!!
今回ワークショップで得た事も含めて、基本的なことであればレクチャーできるので、「全くの初心者だけど暗室で銀塩プリントしてみたい!」という人がいれば連絡ください。何人かで一緒にレンタル暗室でモノクロプリント体験してみましょう!!
連絡はBlog右上部のプロフィールにあるメールかtwitterで!!
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