写真展巡り2:アフリカ展

昨日の続き。


真展巡り第二弾は、現在、都写美で開催されているセバスチャン・サルガド氏の「アフリカ展」に行ってきました。


モノクロで切り取られたアフリカでの様子は、圧倒的な被写体と、写真プリントの力強さ、美しさが印象的でした。
悲惨な難民キャンプの様子を、何故こんなにも美しく撮すのか。サルガド氏はフォトジャーナリストとなっていますが、プリントのテクニックもものすごいのか、プリンターさんがスゴいのか。細部の陰影まで細かい描写と覆い焼きを多用したハイライトの表現が完全に芸術の域でした。


写真すべてが、常に光を意識した、徹底した光と陰のコントラストの描写を考えて撮影されていて美しい。


涙無くしては見ていられない、飢餓、病の人々の写真だが、その中に写っている人々の瞳には絶対的に「生きてやる!」という力が宿っている。


家族を思う親の優しさ、力強さ、無念さが同居する何点かの写真に、一人涙してしまいました。


日本の若者(に限らず、子供から大人まで)、いかに怠惰な生活、人生なのか。自分の写真も含めて大きく考えさせられる写真展となりました。


重ねて書きますが、展示されているプリントの圧倒的な美しさは特筆物。モノクロ写真を志す人は絶対見るべき!
な、写真展でした。


そんな中、この圧倒的な解像力を誇る機材は何か?など、写真の根源的なものとは違うところを考えている自分にがっかり(汗)


自分もスタイルを確立して、突き進んでいこうと再認識。頑張ろう。