カラーネガ現像してみた。

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<<テスト撮影&テスト現像のスナップ>>



ナニワカラーキットでのカラーネガ現像について、ブログに書いていないことをふと思い出したので、これから始める人への情報と自分の備忘録もかねて。


ということで、しばらく前の話ですが^^; 何でもはじめは真似からと言うことで、先達の教えを参考にカラーネガ現像にチャレンジしてみました。


Webで実験情報があった事と、コストパフォーマンスを考えて、通常のナニワカラーキットNではなく、印画紙用の「ナニワカラーキットS」を使用しています。




まず現像液作成ということで、キットに付属している粉末とボトル入りの水溶液を混合する作業が必要です。ただし、印画紙用という事で、フィルム現像用より濃いめの水溶液を薄める必要があります。参考にしたWeb情報では、「2倍に薄めたところ良好な結果が得られた」との記述がありましたが、自分のタンクがキングのモノで、二本現像するために900mlほど使うので、3倍希釈で現像液を作ってみました。決してケチなわけではないですよ^^;


具体的には
粉末1袋、現像液Aを1本、40℃のお湯750ml(通常の印画紙用途であれば250ml)になります。
(漂白液は、印画紙用の希釈比率のまま1000ml作りました。)




この分量だと、粉末と現像液Aがもうワンセットあるので、合計で2000ml作成出来ます。酸化等もあり、劣化して使えなくなるともったいないので、また後日の分として残します。


さて、薬液が出来たら早速現像と言うことで、現像待ちパトローネBOXから二本実験台を選んで現像!!




現像データは以下になります。


フィルム:Kodak SuperGold100(EI100)
薬液温度(33℃) ← ただたんに、30℃まで冷めるのを待つのが面倒だっただけです^^;


前浴:30秒
現像時間:6分半
漂白定着:7分
予備水洗:1分
水洗促進浴:1分
本水洗:6分


結果:二本現像してみましたが、抜けも良い感じで、特に問題も見られません。本来のカラーバランスが出ているかわかりませんが、スキャンしてもいい感じです。



カラーネガも現像代と仕上がるまでの待ち時間を気にせずバシバシ撮影できます♪


しかし、せっかくのネガの保存性は、このキットでの手順、処方の場合どうなんでしょうね。気になる所でもあります。どなたか遙か昔にナニワカラーキットで現像済みのネガがある方、レポートお願いします。