写真展でハービー山口さんとお話したこと

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CONTAX G1 Planar 2/45 T*



先週の話ではあるけれど、四谷三丁目の写真ギャラリー「ルーニー」で展示中のハービー山口さんの写真展「希望の季節」を見に行ってきた。


ハービーさんといえば、ライカというイメージが強いが、今回はPENTAX 6×7で撮った中判写真。しかし、フォーマットは変われど、ハービー節は健在で町で出会った人、作業中の人などのポートレート、田舎の風景などほっこりする写真が沢山で、中判クオリティのプリントと相まってとても楽しめた。


実はご本人が在廊していることを期待して、前回お会いしたときに持参しておらず、見てもらえなかった自分の写真を見てもらおうと、最初から持参していたのは内緒な話…。^^; 


ハービーさんはこの日も運良く、次のエッセイ集の打ち合わせも兼ねて在廊しており、若い女性編集者と、いろいろなエッセイの中から、収録、加筆する原稿を選んでいた。どようにタイトルを付けるか、どのようなエッセイを選ぶかなどのやりとりが見られて、それもまた嬉しかったひととき。


肝心の見てもらった写真で、褒めていただいた物は、やはり自分でも良いなと思える写真が多かった。


鎌倉の海岸の鳥、新宿の女性、ヒップホップな二人、下北でのバイク前のヤンチャな二人、新橋の飲み屋の坊主な店員など力強い写真を褒めていただいた。(写真展用の写真なので、写真展が終わったらブログで公開する予定。)


鎌倉の海の写真も夕焼けの階調が良くでているとのお褒めの言葉。やはり自分の好きな写真家さんに見ていただくと迷いが晴れる。自分の忌み嫌っている占いの効能もこんな感じなのだろうか。


ファンへのリップサービスも多分に含まれているとは思うものの、今まで通り、自分の信じるままに、このままの方向にぐぐっと進んでみようと思う。


海岸で声を掛けて撮らせてもらった女性の三人組の写真も良い表情が撮れているとのこと。


しかしハービーさんの微粒子な写真を見ると荒いタッチの自分の写真に疑問が出てくる。やはり微粒子も良いですね。それに微粒子な写真はごまかしが利かないこともあり、また一つ上達しそうなので、これを機会に取り組んでみようと思う。


ハービーさんは、ギャラリーに来た人の作品を見たときに、素敵なシチュエーションがあると、事細かに聞いているのも印象的。写欲旺盛ですばらしい。


相変わらずM3に50mmズミクロン装着され、机の上に鎮座していた。ギャラリーに訪れるファンが持って来ているカメラにも興味を示して、自分が持って行ったG1を見て「AF遅いだろう。自分も使っていたことあるよ。写りいいよね。」と楽しそうに、そして懐かしそうにおっしゃっていたのも印象的であった。



※)ちなみに写真は当日とは全く別の日に撮った木場公園CONTAX G1の優秀なレンズ達に今更ビックリ。こりゃMマウントに改造しても使いたい人が続出するはず。アベノン改造のMマウントGレンズが欲しい…。


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