窮屈な空
電線も看板も。空を埋め尽くすように縦横無尽。空を見上げてスカッとしたいが、実際の頭上の風景ははこんな場合が多い。
こんな乱雑とした電線などは、パッと見ると美しくないのだけれど、よくよく見れば面白い。どのように張り巡らされてきたのか、何の線なのか。じっと見ているとその背景が見えてくる。
こうして空を見上げたり、地面をじっと見ていたり、ちょっとしたことに思いを馳せている。歩くペースが必然的に落に落ちて、一緒に歩いている人たちに文句をいわれる・・・。
そんなゆっくりの散歩も良いもんだよと、しみじみ思うのは年を取ったのだろうか。